妊娠中にホットヨガをしても良い?身体への影響を調べてみた

ヨガは、健康や美容にさまざまなメリットがあります。

なかでも今注目されているホットヨガは、高温度・高湿度の環境で行うため、冷え性の改善やデトックス効果など、女性に嬉しい効果がたくさん。

また妊活のため、ホットヨガに通う女性も増えています。

では、妊娠前からホットヨガのスタジオに通っている人は、妊娠してもそのままホットヨガを続けることはできるのでしょうか。

妊娠中のホットヨガについては、下記のような疑問を持つ方がたくさんいるようです。

  • そもそもホットヨガを妊娠中にしても良いの?
  • 妊娠中はホットヨガじゃなくて、マタニティヨガの方が良いのかしら?
  • 初期はダメかもしれないけど、安定期に入ってからなら問題なし?
  • ホットヨガは不妊に効果はあるの?

正直なところ、ホットヨガに通う私も上記のような疑問を持っていました。

また、将来的に妊娠を望んでいるため、通っているスタジオのインストラクターに質問したり、自分なりに調べたりしてみました。

結論をいうと、妊娠中のホットヨガは控えるべきです。

そこで今回は、私が調べて分かった以下の内容について詳しくお伝えしていきます。

  • 妊娠中にホットヨガがNGな理由
  • ホットヨガが妊活に効果的な理由
  • 産後のホットヨガ開始時期

もし妊娠を望まれている方で、「ホットヨガに通っている」、または「これからホットヨガをする予定」であれば、是非ご参考にして頂ければと思います。

間違った判断をして、妊娠中の身体に悪影響を与えないように、最後までしっかり読んでくださいね。

妊娠中にホットヨガができない理由は2つ

では早速、妊娠中のホットヨガがNGな理由について説明します。主に下記の2つの理由が考えられます。

  1. 脱水症状になる可能性があり、妊娠中のホットヨガは危険
  2. 子宮に圧をかけるポーズにより、流産につながるリスクがある

それぞれ詳しく説明していきましょう。

また、妊娠中と気がつかずホットヨガを続けていた場合や、妊娠がわかった後も身体を動かす目的でヨガを続けたい場合はどうしたら良いのでしょうか。

それらについての対処法も、2つの理由の後にご説明していきます。

理由1:脱水症状を起こす可能性が高くなるからNG

妊娠中は、身体にさまざまな変化が現れます。

なかでも悪阻(つわり)があり、水でも嘔吐をしてしまうような状態では、脱水症状を引き起こす恐れが高くなります。

高温の中で大量の汗をかくホットヨガは、さらに脱水症状になりやすい環境となり、妊婦さんには向いていないのです。

理由2:身体に負担をかけるポーズがあるからNG

ホットヨガのポーズの中には、子宮に圧をかけるポーズや、心拍数を上げるポーズがあります。

このようなヨガのポーズは、流産につながる可能性があるため妊娠中に行うのは危険です。

たとえ悪阻(つわり)や体調の変化がなくても、妊娠中の身体はデリケートになっているので、ホットヨガを続けるのは避けるべきなのです。

とくに流産の起こりやすい時期と言われている妊娠15週目までは、赤ちゃんが体を形成する重要なとき。

お腹の赤ちゃんに悪影響を与える行動は控えてください。

ホットヨガだけでなく、この時期の激しい運動もNGです。

たとえ安定期に入っても、妊娠中のホットヨガの安全性については確認されていないため、ホットヨガの再開は産後まで待つようにしましょう。

対処法1:妊娠に気づいた時点でホットヨガはストップしよう

とはいえ、もともとホットヨガスタジオに通っていた女性の中には、妊娠に気づかずヨガをしてしまう場合もありますよね。

妊娠が判明するのはだいたい超初期段階となるため、その時点でホットヨガをやめるようにすれば、まず問題はないと言われています。

気にし過ぎるとストレスになるので、万が一「ホットヨガをしていたけど大丈夫かな?」と不安に感じるのであれば、産院の医師に相談してみることをおすすめします。

また妊娠をしたら、ヨガスタジオに解約や休会の旨を伝えましょう。

ヨガスタジオによって対応は異なるかもしれませんが、妊娠は継続ができないやむを得ない事情になりますし、スタジオ側もリスクは負いたくはありませんから、妊娠中にホットヨガを勧めることはしないでしょう。

ちなみに私が通うヨガスタジオでは、妊娠中のホットヨガはNGとなっています。

また妊娠が確定していなくても、妊娠の可能性がある場合には、ホットヨガは一旦ストップした方が賢明です。

そして妊娠中は、妊婦さんを対象としたマタニティヨガに切り替えるのをおすすめします。

通っているヨガスタジオに、マタニティヨガのコースがあれば、そちらに移行する手続きをしましょう。

対処法2:妊娠中はホットヨガから、マタニティヨガに変更しよう

妊娠安定期になれば、適度な運動を行い、体重管理を行うことが大切です。

ウォーキングや体操以外にも、マタニティヨガを取り入れている妊婦さんが多くいます。

妊婦さん向けのマタニティヨガなら、専門のヨガインストラクターのもと、大きなお腹でも負担が掛からないヨガポーズで構成されているので安心です。

マタニティヨガは、安産に向けた体力づくりだけでなく、心の安定にもつながり、妊娠生活を総合的にサポートしてくれます。

ただし、マタニティヨガの開始時期は、安定期となる16週目以降からにしてください。


妊娠に気がついたらホットヨガを休むべきなのはわかりました。

それでは、出産後にホットヨガを再開するならいつごろが良いのでしょうか。

次の章でご説明していきます。

ホットヨガ開始は産後4ヶ月後からがベスト

それでは、出産後はいつからホットヨガを再開するべきなのでしょうか。

ホットヨガを始めるタイミングは、産後4ヶ月がおすすめです。

私が通うホットヨガのインストラクターに聞いてみたところ、出産から4ヶ月後は骨盤を元に戻すのにベストなタイミング。

この時期からホットヨガをすることが、産後の体型を戻すのに有効だそうです。

産後すぐに体型を戻そうとすると、身体に負担をかけてしまいます。

体型を戻しやすくするためにも、ホットヨガの開始時期は守るようにしてください。もちろん体調が優れない日は、お休みしましょう。

また、ホットヨガにはリラックス効果があるので、慣れない育児に追われるママにとっては、心身ともにリフレッシュできる嬉しい息抜きの時間となるはずです。

それまではホットヨガではなく、妊娠中はマタニティヨガ、産後4ヶ月まではアフタービクスといったエクササイズを行うのをおすすめします。

ホットヨガは妊娠力をあげるサポートをしてくれる

また最近では、不妊に悩む人がホットヨガに通うケースも増えているようです。

妊娠を望んでいる段階でのホットヨガには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

以下の3つのポイントでご説明していきます。

ホットヨガのメリット3つ
  1. 冷え性の改善
  2. ストレス解消
  3. 適度な運動

(1)冷え性の改善

まず、室温が39度前後のスタジオで行うホットヨガは、血流を良くし、冷え性の改善に役立ちます。

不妊には冷え性も関係しているので、それを解消できることはホットヨガの大きなメリットです。

(2)ストレス解消

さらに不妊には、ストレスも大きく影響します。

ホットヨガで大量の汗をかくこと、深い呼吸により気持ちを鎮めることで、ストレス解消にも効果的なのです。

(3)適度な運動

そして妊娠しやすい体質づくりには適度な運動が必要です。

ホットヨガの効果を得るためにも、週に1回以上、定期的にホットヨガに通うことをおすすめします。ちなみに私は月4回のホットヨガコースに通っていますよ。

ホットヨガは心身の健康維持につながるため、たとえ妊娠中はやめていたとしても、妊婦期間も健康に過ごすことができるでしょう。

さらに詳細については以下の記事を参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたか?妊娠がわかった時点でホットヨガはやめるべきですが、産後4ヶ月頃からホットヨガを再開すると、体型戻しやストレス解消などのメリットが期待できます。

妊娠中は、安産に向けたボディづくりのために、妊婦さんのためのマタニティヨガを行いましょう。

また将来的に妊娠を考えているなら、今からホットヨガで健康的なボディづくりを開始するのもいいかもしれませんね。

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