健康や美容効果を期待して、ホットヨガに通う人が多いもの。
しかし中には「ホットヨガをすると頭痛が起きる」と悩んでいる人がいます。
それは決して珍しいことではなく、「ホットヨガの途中で頭痛がした」、「頭痛と吐き気に襲われた」といった経験談を聞くことがあります。
体に良いイメージのホットヨガですが、なぜ頭痛が起きてしまうのでしょうか。
一度ホットヨガで頭痛が起きた経験がある人のなかには、下記のような不安を持つ人がたくさんいるようです。
- ホットヨガをすると頭痛が起きるのは。なんでだろう?
- 頭痛が起きないために、事前にできることはあるの?
- ホットヨガ中に頭痛やめまいがしたらどうすればいいの?
- ホットヨガは楽しくて続けたいから、対策が知りたい!
私もホットヨガスタジオに通っていますが、頭痛はまだ経験していません。
しかし、ときどきめまいが起きることがあるので、頭痛やめまいの原因について調べてみました。原因が分かることで、適切な予防対策を行うことができるでしょう。
まず原因として考えられるのは、水分不足による脱水症状が原因で起こる頭痛です。
そのほかにも原因となる何かがあるのでしょうか。
今回は、私が調べた結果をもとに以下のことをご紹介していきます。
- ホットヨガで頭痛が起きる原因
- 頭痛を予防する方法
あなたがホットヨガを楽しく続けていくために、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
ホットヨガで頭痛が起きる原因は3つ
私が調べていくなかで、ホットヨガを行っている際に起こる頭痛には3つの原因があることがわかって来ました。
- 水分不足による脱水症状
- 呼吸が浅くなることによる酸欠
- 生理や風邪気味などの体調不良
頭痛が起きる原因①:水分不足による脱水症状
最初に頭痛が起きる理由について説明します。
先ほども述べた通り、ホットヨガで頭痛が起きる原因の多くは、水分不足による脱水症状です。
ホットヨガは、サウナのような高温度の部屋で、1回50~60分ほどのレッスンを受けます。
何もしなくても汗が出てくる環境のなか、さまざまなポーズをとるので、汗の量も多くなり、身体から水分がどんどん失われていきます。
そのために水分補給が必須になるわけです。
しかしホットヨガの部屋は湿度が高いので、喉が渇いていることが分かりにくく、十分な水分補給ができていない可能性があります。
またダイエット中だからと、水分補給を控える女性も少なくありません。
ホットヨガの前にはコップ1杯分(約200ml)、レッスン中には500ml以上の水分補給が必要と言われていますが、足りているでしょうか?
もし不足している場合であれば、水分摂取量が少ないことが頭痛につながっているかもしれません。
頭痛が起きる原因②:呼吸が浅くなることによる酸欠
ヨガには深い呼吸が必要になります。
しかしヨガ初心者の場合は、ポーズに集中するあまり呼吸が浅くなったり、呼吸を止めてしまうことがあります。
またホットヨガのスタジオは、室温を39度前後に保つ必要があるため、換気が十分でないケースがあります。
そのため息苦しさを感じ、うまく呼吸ができていないことがあります。
呼吸が浅くなると、脳が酸欠のような状態となり、それが頭痛や体調不良の原因となるのです。
ホットヨガ中は、深く呼吸をすることを意識しながら、ヨガのポーズをとるようにしましょう。
頭痛が起きる原因③:生理や風邪気味などの体調不良
体調不良のときも、ホットヨガで頭痛がする場合があります。
常温のヨガと違い、高温多湿の環境で行うホットヨガは、身体にかかる負担も大きくなります。
そのため疲れが溜まっている、風邪気味、寝不足など、身体が弱っている状態でホットヨガをすれば、より身体に負担がかかり、頭痛が起きる場合があります。
他にもダイエット中で食事を抜いている、水分補給を控えていると、めまいや頭痛につながるので要注意です。
また生理中は貧血気味になり、めまいの症状が起きやすくなります。
もし生理中にフラフラするといった症状がある人は、生理期間のホットヨガは避けた方が良いかもしれません。
生理以外の日も、身体の調子が悪い日は、無理にホットヨガをしないようにしましょう。
それでは原因がわかったところで、頭痛が起きるのを防ぐための予防策を紹介します。
頭痛を予防する3つの方法
頭痛やめまいなどを引き起こす原因がわかったところで、それらを予防するためにどんな対策を行えば良いのかをご紹介します。
- レッスン前から水分補給をする
- 飲み物や塩でミネラルを補給する
- 体調を整える
ちょっとしたことですが、気持ちよくレッスンを続けるために日頃から注意するようにしましょう。
頭痛予防①:レッスン前から水分補給する
まずホットヨガのレッスンには、1リットル以上のミネラルウォーターを持っていくようにし、水分補給をこまめに行ってください。
喉が渇いていなくても、レッスン前から水分補給をするのが重要です。
汗をかいてから水分を摂取するのではなく、レッスンが始まる前には、コップ1杯(200ml)ほどのミネラルウォーターを飲んでおきましょう。
一度に大量に摂取すると身体に負担がかかるので、レッスン中はこまめな水分補給を心がけてください。
頭痛予防②:飲み物や塩でミネラルを補給する
汗がたくさん出るホットヨガは、体の中のミネラルが減ってしまいます。
ミネラル不足から、頭痛につながることも考えられるのです。
そこで、カルシウムやマグネシウムといったミネラル含有量が高いドリンクを飲むようにしましょう。
なかでもホットヨガにおすすめなのが、カルシウムとマグネシウムを多く含む硬水です。
ただし硬水を飲み慣れていない人は、お腹がゆるくなる可能性もあるので、大量に摂取するのは避けた方が良いでしょう。
硬水が苦手という人ならば、飲みやすい軟水の中に塩をひとつまみ入れるのがおすすめです。
またミネラル補給に優れたスポーツドリンクをレッスン前に飲んでおくのもアリです。
ポカリスエットやアクエリアスといったスポーツドリンクには、ミネラル成分が含まれているのです。
ただし、スポーツドリンクには糖分がたくさん含まれているので、吸収しやすい状態になるレッスン中やレッスン直後に摂取すると、身体が糖分を吸収してしまうので要注意です。
ホットヨガの飲み物についてさらに詳細が知りたい方は以下の記事をご確認ください。
ホットヨガの効果をしっかり得るために!おすすめの飲み物を調査
頭痛予防③:体調を整える
体調不良が頭痛につながるケースもあるので、ホットヨガのレッスン前日は「夜更かしをしない」、「深酒をしない」など、自分なりにルール決めをするようにしましょう。
また生理サイクルが決まっている女性であれば、事前にスケジュールを決めやすいはず。
そこで、生理が重い日はヨガレッスンを避けるなど、レッスン日を調整するのをおすすめします。
ホットヨガは、体調が万全のときにするようにしたいですね。
しかし、十分に対策を行っても頭痛が起きる場合には、ホットヨガに通うのをストップした方がよいでしょう。
経験豊富なインストラクターの先生に相談するのもおすすめです。
食事の時間に気をつければ吐き気の予防になる
頭痛やめまいの症状以外にも、ホットヨガをして吐き気を感じる人もいます。
その原因として考えられるのが、ホットヨガの「レッスンを受ける直前」に食事を取っていること。
ヨガのポーズの中にはお腹を刺激するものがあり、吐き気が起きるケースがあります。
そのため食事をしてからホットヨガをするまでは、最低2時間はあけるようにしてください。
ただし、どうしても空腹が我慢できない時、私はスムージーやナッツといった軽めのものを食べるようにしています。
またホットヨガの途中で吐き気を感じた場合には、無理せずその場で休むようにしましょう。
休憩中も、水分補給と深い呼吸をすることをお忘れなく。
私が通うヨガスタジオでは、レッスンの前にインストラクターから「具合が悪くなったら続けずに休んでくださいね」と声をかけられます。
そのため、少しでもクラクラしたら一度動きをやめるようにしています。
またホットヨガの後の身体は栄養を吸収しやすくなっているので、食事をするのも2時間以上あけてからにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?頭痛が起きる理由と対策について調査した結果を紹介させていただきました。
こまめな水分補給と呼吸の仕方によって、頭痛が起きるリスクを下げることができるとわかれば、これからは水分補給と深い呼吸をより意識してできるようになるのではないでしょうか。
ホットヨガに楽しく通い続けるためにも、頭痛対策はしっかり行ってくださいね。